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ツイン・ピークス生活 35日目 『The Return 第4章』顔なじみキャラと豪華キャストが続々登場

ツイン・ピークス生活 35日目

The Retun 第4章 思い出しちゃって

〈ネタバレを含みます〉

 

↓昨日の記録↓

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そういえば昨日分で善クーパーが霊体状態のまま色々なところに吹き飛ばされている最中で「青いバラ」というワードが出てきていた。そういえば青いバラも劇場版の『ローラ・パーマー最期の7日間』で登場したキーアイテムだったなと思い出した。

 

あの映画の冒頭30分ほどで語られるローラ・パーマー殺人事件の一つ前の事件、テレサ・バンクス殺人事件。その捜査にあたったFBIのデズモンド捜査官とスタンリー捜査官(後のジャック・バウアーことキーファー・サザーランド)が事件現場に赴く前に謎の女性から予言された中にその「青いバラ」が登場していた。この女性というのがデヴィット・リンチ演じるゴードン捜査官が連れてきて、彼女の所作を紐解くことでこの先の事件の流れを事前に知ることができるという人物らしい。改めてFBIという組織はどういう組織なんだ、ジェダイみたいな密教みたいな組織なのか?と思うが、実際事件はその予言通りの顛末を迎える。だが、そこで唯一二人がわからなかったモチーフがその「青いバラ」だった。

同じように昨日のキーアイテムとして登場した緑色の石のついた指輪もまたテレサ・バンクス殺人事件の渦中に登場したアイテムであり、これは思いの外『ローラ・パーマー最期の7日間』が重要な役割を担ってそうだぞ…。その予感は今日の分を見終わって、さらに強まることになる。

 

 

ゴードンとアルバートら馴染みのFBI捜査官たちがクーパーが現れたと情報を入手し、その現場へ向かう。てっきりクーパーといえば昨日やっと現世に帰ってこれた善クーパーのことを言っているのかと思ったが、この世にはクーパーが二人いることをすっかり忘れていた!ゴードンたちが会いにいくのは昨日事故を起こして刑務所いきになった悪クーパーの方だったのだ。

 

では善クーパーはというと依然としてもぬけの殻状態で自分の意思が全くない状態だ。カジノでジャック・ポッドを連続で叩き出し、カジノ倒産の危機に陥るほどの大金をせしめたクーパーは訳もわからないまた自宅へと帰っていく。

その自宅には奥さんと子供もいる。この状況を見るだにやはりクーパーの魂がドッペルゲンガー級のそっくりさんダギーの身体に入り込んでいると考えるのが自然なようだ。

 

第4章は顔なじみのツイン・ピークスの面々に加え、純粋に豪華キャストたちが顔を見せ始める。

 

まずは家に帰って待ち受けているダギーの奥さんがナオミ・ワッツじゃないか!

演技派女優筆頭になったナオミ・ワッツだが、元はといえば『マルホランド・ドライブ』の大抜擢からキャリアがスタートしているから真性リンチ組女優。彼女が登場してまずびっくりした。

他にも保安官事務所のアンディとルーシーの息子としてマイケル・セラが登場する。きっとこの息子が作品でも重要人物になるだろうし、彼が生まれるまでのアンディとルーシーのゴタゴタを見ている側は知っているので愛着もひとしおである。そんなウォリーをマイケル・セラというのは嬉しい。

 

ドラマシリーズにしてはやたら豪華だなと思うが、それもそうか。もしも自分が俳優で「デヴィッド・リンチの新作からオファーがきました。しかも、ツイン・ピークスです」なんて言われれば今ある仕事を蹴ってでも駆けつけるかもしれない。

 

見ている側としてはおなじみのキャストが25年を経てどうなっているかを楽しむのに加え、あの名優がこんなところに!?という楽しみもある。なんて豊かならドラマ体験なのだろう

 

このアンディとルーシーの息子ウォリーは保安官事務所にハリー保安官に会いに来たという。ウォリーの名付け親がハリーのようだ。だがトルーマン保安官は直前に登場しているのだが、なんか顔が違う。年を取ったからかな?それとも大人の事情で代役かな?と考えていると、やはりハリーとは別人らしい。ハリーのお兄さんでハリーは病気で療養中とのこと。だから前にルーシーが「どちらのトルーマン保安官ですか?」と言っていたのか。てっきりハリーの息子がいるのかと思ったが、お兄さんだった。

 

そして保安官事務所には意外な人事もあった。

25年前、悪童だったボビー・ブリッグスがなんと保安官代理として働いているじゃないか!絶対にお前は悪徳警官だろという気がしているが、まだわからない。25年で成長したのかもしれないし。カナダからの麻薬流入ルートを監視しているというが、元々はボビーがカナダから麻薬を流してる張本人だった。絶対に何か怪しい…

 

そこでボビーの口から父親ブリッグス少佐についても語られる。

ブリッグス少佐はつい最近なくなったが、その直前にクーパーが会いに来たらしい。これについてはクーパー側の会話の中でも出てきた。その後、軍施設が火災に遭い、ブリッグス少佐は死んだという。では、絶対に燃やしたのは悪クーパーだ。

 

こんな調子で少しずつ顔なじみのキャラや、意外な豪華キャストが出てきて楽しくなってきた。

 

一方で悪クーパーに会いに行ったゴードンとアルバート

明らかに以前とは様子の違うクーパーの様子に動揺を隠せない

 

そこで登場した名前がフィリップ・ジェフリーズ

『ローラ・パーマー最期の7日間』でデヴィッド・ボウイが演じたキャラクターだ。悪クーパーはそのジェフリーズと共に調査を進めていて、その経過の詳細をゴードンに報告する必要があるという。そしてアルバートは以前、ジェフリーズからクーパーの身に危険が迫っていると忠告を受けていたことも明かす。

 

このジェフリーズはブラック・ロッジとはなにかを調査している最中に姿を消した捜査官だ。『ローラ・パーマー最期の7日間』でちょっとだけ登場した時はブラック・ロッジの集会に遭遇したと言い残し、その場から消えてしまった。

 

フィリップ・ジェフリーズ、青いバラ、緑の指輪

やはりあの劇場版が重要そうだ

 

 

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