ツイン・ピークス生活 1日目 『序章』
ツイン・ピークス生活 1日目
『序章』
〈ネタバレ含みます〉
今日から(なるべく)1日1話ずつ『ツイン・ピークス』を見ることにした。
デヴィッド・リンチの大ヒットTVドラマシリーズだけれど、配信とかでも中々見れない。でも、この長い家篭り生活のお供に今こそ見るべきではなかろうか!と言う訳で30年遅れで『ツイン・ピークス』を追いかけ始めようと決めた。
ついでに、リアルタイム世代でもないので『ツイン・ピークス』がどんな話なのかもさっぱりわからない状態なので、せっかくブログも立ち上げたことだし見た感想&忘備録として活用していくつもり
ということで、まずは『序章』と銘打たれたパイロット版から。
パイロット版ということで90分と少し長めの尺。そう言えばリンチは『マルホランド・ドライブ』もドラマのパイロット版として作ったけど、何だかんだで頓挫したからシーンを付け足して一本の映画に作り変えたって言ってたなー。
見た感想、
んんんん?どういうこと?
とりあえず、ローラ・パーマーという女子高生が死んでツイン・ピークスという田舎町全体がショックを受ける。そこにカイル・マクラクレン演じるFBI捜査官クーパーがやって来て事件解決のため捜査を始める。その一方で町の人々が群像劇的に描かれていって、その都度ヒントらしきものが提示されていく。
90分間のほとんどの瞬間で新情報が提示されていくんで、こっちの頭がパンクしそう…
あまりにも多いんで、思い出せるヒント(?)と不審な点を箇条書きにしてみる
- どこかから逃げて来た女子高生。ローラと同じ高校らしいけど、面識はないらしい。神経を損傷してて意識不明状態
- ローラのブレスレットが廃棄された電車のようなところから発見される。ついでにハートが半分に割れた形で片割れがもう一つある。
- ローラの部屋にあったビデオカメラ。ローラと親友のドナが二人で写っているけど、誰が撮ったか不明(彼氏のボビーではないらしい)ドナはしらばっくれるが、目の反射からバイカーが撮ったとわかった
- ローラの死を知ったドナとクラスメートのジェームズはガソリンスタンドのような場所へ向かう。そこの主人も何だか訳知り顔。
- ローラの親父はホテル勤めでノルウェーから客を引こうとプレゼンしてる。その利権絡みの犯行だったりするの?
- 町の有力者と玉の輿的に結婚し、遺産相続したパッカード夫人。序盤で意味深にアップの映像が入ったり、全体的に意味深。死体が打ち上げられたのも有力者一家の家だし…
- 「ローラは俺にかかってたの親に内緒だったんだよ」という耳栓してる医者
- 黒眼帯のおばさん。ガソリンスタンドにいたと思うけど、誰?ガソリンスタンドの主人の奥さん?
ざっと思い返して出て来たのはこんな感じ(怪しいとこはもっとたくさんあった)
この時点では何がどう繋がって来るのか、さっぱりわからない。
クーパー捜査官はビデオカメラの撮影主から推理してドナを尾行。ドナとジェームズが何らかの関係があると確信した。そして死の前日にローラと会っていたジェームズは自ら出頭することを決意する、というところでパイロット版はひとまず終わる。
しかし、その出頭を決意する前にジェームズの意味深な発言。「僕たちの知らないローラがいた(語感)」それに対してドナも「彼女が思ってるより私は知ってた(語感)」と。ローラ・パーマーの裏の顔がこのドラマの焦点になっていくらしい。現何につけても、この町の人はみんな意味深なことしか言わないし、意味深な行動しか取ってくれないから現段階では何が何だかさっぱりですわ…
出頭直前にドナは疑いを避けるため、ハートのネックレスの片割れを埋める。
しかし!最後の最後でそれを掘り返す何者かの手。それにカットバックでうたた寝してたところ、急に絶叫するおばさん(ローラのお母さん?)
まず誰が掘り返したのか。埋めたジェームズは警察署にいるし、ドナは親父と家に帰ったはず。ドナなら掘り返せないこともないけど、女性の手じゃないし。でも第三者ならどうやって場所を伝えたんだ?
あとそれよりも、あのおばさんは何?掘り返されたことに反応した感じの撮り方だったけど超能者か?急に?でも、デヴィッド・リンチ作品なら急に超能力者出て来そうだしな。はたまた、他の誰かがいて驚いたのか?なんじゃ、この終わり方!?
真相は明日見ればわかるはず…わかればいいけど