ツイン・ピークス生活 12日目 『第11章』やってきたのは判事、検事、有名紀行作家と香港マフィア?
ツイン・ピークス生活 12日目
『第11章』
〈ネタバレを含みます〉
↓昨日の記録↓
12日目の本日はツイン・ピークスへの来訪者が多い一日だった
まずは昨日逮捕されたリーランド・パーマー、そしてローラ殺人事件で容疑があることは確定したレオ・ジョンソンの処遇を決めるため、判事と検事が町へやってきた。
リーランドは元々ホーン・ホテル付きの弁護士なので、自分で自分を弁護する。
やってきたスターンウッド判事はいかにも人格者といった感じの好人物。
一目見ただけでその人の悩みを見抜き、話を聞いてあげる姿勢など、保安官がクーパーと似ていると評すのも頷ける。殺人を自白したリーランドに対しても、彼の心を気遣う発言も見せる。
今回はリーランドの取り調べから始まるが、このシーンもすごくいい。
演じているレイ・ワイズの名演も光り、娘を亡くした父親のぶつけどころのない感情を訴える様は胸が熱くなる。
検察官のダリルは町に到着してノーマのダイナーで食事を取っていただけなのでどういう人物かはよくわかっていない。
リーランドの逮捕で朝から保安官事務所が忙しかった裏で、町の方も盛り上がっている
著名な紀行作家M・T・ウェンツがお忍びでツイン・ピークスにやってくると情報がリークされた
ウェンツ氏をもてなすために張り切る町の面々。
その中でもこのチャンスを一番ものにしようとしてるのがハンクなのがいい
レオが倒れた今、ツイン・ピークスの悪い仕事はほぼ全部このハンクが請け負っている状態だが、妻のノーマの前では本気でいい夫であろうと頑張っているように見える
だったら裏の仕事やめときなよとも思うが、その辺は人の二面性ってもの。ただ、いつかノーマに今までの悪事がバレてしまうだろうのが心配ではある…
そして夜に、一応ウェンツ氏の特徴と一致する東洋人タジムラ氏がやってくる。
彼がウェンツ氏なのかは不明。
そしてもう一人の訪問者はジョシー・パッカードが町へ帰ってきて、本格的に動き出す
数日前から町には滞在していた、これまた東洋人がジョシーの住むパッカード家に転がり込んできた。そして案の定、ジョシーの商談と帰りを香港で待っているボスがいるらしい。
やっぱりジョシーは香港マネー拡大のためにパッカード製材所に入り込んでいたのか!ということは、やはり夫アンドリュー殺害は濃厚。そして今はその土地をホーン家に売って一儲けしようとしている。
ラスト付近、ジョシーが目障りだと名前を挙げたハンクの元にさっきの香港マフィアがやってくる。そしてバトル開始!ハンクは町の中ではトップレベルの戦闘力を持つ男だが、香港マフィアの前に全く歯が立たない!それもそのはず、相手は90年代初頭の香港マフィア。『男たちの挽歌』の頃の香港マフィアに田舎のタフガイ程度が勝てるわけない!ハンクはあっさり敗北し、しっかりと脅されて本日は終わる。
そんな来訪者が多かった一日だが、かなり大きな話の進展も一つあった
ルノー兄弟の長男ジャン・ルノーがベンジャミン・ホーンに接触。そこで娘オードリーを誘拐していることを告げ、身代金を要求した!
ここでホーン家VS片目のジャックチームの構図が出来上がった
ジャン・ルノーの要求はパッカード製材所の土地を開発するゴーストウッド・プロジェクトに一枚噛ませることと、身代金の運び人としてクーパー捜査官を使うこと。
ジャックら弟とは顔つきから頭のキレ具合が違いそうなジャンとベンジャミンが絡むとロクなことにならなそう…そして、ジャンはクーパーに対して弟の復讐以外にも目的がありそうな気配である。なんだ…?
それをベンジャミンから聞かされたクーパーは保安官にブックハウス・ボーイズの助力を頼む。そしてオードリー奪還のため、クーパーが出向くのはまた明日以降。
今やかなりオードリーに肩入れした見方をしているから、クーパーとオードリーのロマンスが生まれるなら、それはそれでありかもしれない
↓シーズン2の記録↓
↓過去の記録↓