ツイン・ピークス生活 32日目 『The Return 第1章』25年が経った。新章開幕
25ツイン・ピークス生活 32日目
The Return 第1章 私の丸太からメッセージがある
〈ネタバレを含みます〉
↓前日の記録↓
25年の月日が流れた！あのツイン・ピークスが帰ってきた！
ちょっとでも25年というタイムスパンを感じるために1週間ほどツイン・ピークス断ちを決行し（これが思いの外辛かった）、やっと本日付でツイン・ピークスの新章『The Return』全18話へと突入することとした
当初の目的としては過去のシリーズよりむしろこの新章の方を見ることにあったため、ここからが本題という気すらしている。
というのもデヴィッド・リンチ本人が「長編映画はもう撮らない」と公言してしまっているため、まとまった形でのリンチ作品というのはこの先もう見ることができないかもしれない。フィルモグラフィーを見ると長編映画は2006年の『インランド・エンパイア』以降はない。代わりに短編の実験映画や他ジャンルの創作活動に勤しんではいるのだが、その手の作品は中々見る機会がない。最近ではNetflixが猿とリンチが対話する50年代ノワール風な短編『ジャックは一体何をした？』が配信したりとちょっとずつ見る機会は増えてきてはいるが、ちょっとばかり寂しい状態が続いている。
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ツイン・ピークス生活 31日目『ローラ・パーマー最期の７日間』そりゃ当然、黒がいるなら白もいるでしょ
ツイン・ピークス生活 31日目
『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の７日間』
〈ネタバレを含みます〉
↓前日の記録↓
ツイン・ピークス全３０話を見終え、謎は依然として謎のまま。
そこで制作されたのがこの劇場版。ということで見た。
リアルタイムで見ていた人があの終わり方にどう感じたのかは気になるところではあったが、そのモヤモヤを抱えたままでついに出た劇場版！としてこれを見せられた時の感情もどんなだったんだ…
「あの終わり方はなんだったんだろう…」「ブラック・ロッジってのは結局なんだったんだろう…」とその答えを求めて見に行った人は答えどころか、さらに輪をかけて複雑になった謎を持ち帰ることになる…
大筋は題名通り、全ての因果の中心にいたローラ・パーマーが死ぬ直前までが描かれる。つまり、第一話の直前までになにが起こっていたのかを見れる。
正直、このローラの死の直前の行動というのは作中で既に大方明かされているので答え合わせをするだけではある。ここでこの人に会って、ここでこのヒントを残して…などで、そこまで新しい情報はない。
続きを読むツイン・ピークス生活 30日目 『第29章』とうとう最終話！25年後に会いましょう
ツイン・ピークス 29日目 『第27章』最終前話。恐怖のミスコンが開催
ツイン・ピークス生活 29日目
『第28章』
〈ネタバレを含みます〉
↓昨日の記録↓
いよいよ、明日は最終回
物語も終わりに向かって集束し始めている？
昨晩、ついにこの世に戻って来た殺人鬼ボブ
クーパーとアールの宿命の対決は過去の因縁ではなく、ツイン・ピークスと繋がっているもう一つの世界に引き寄せられる形で起きていたことがわかってきた
そして二人の対決の焦点はどんどんと絞られてきて、「ホワイト・ロッジ」「ブラック・ロッジ」と呼ばれる異世界への入り口をどちらが先に見つけられるかという話になってきた
そこでその二つのロッジについての新情報が。
ざっくりといえば「ブラック・ロッジ」は悪の世界、「ホワイト・ロッジ」は善の世界だ。そこでクーパーが直近で殺人鬼ボブを幻視した、ジョシーの死の間際を思い返す。ジョシーの死の原因は未だ不明であり、強いていえば恐怖によって死んだといっていい。つまり、「ブラック・ロッジ」の住人であるボブはその恐怖に吸い寄せられてきたと考えられる。そこでブラック・ロッジの鍵は恐怖であり、ホワイト・ロッジの鍵は愛だと判明する。
続きを読むツイン・ピークス生活 28日目 『第27章』謎の単語 魔術師ダグパス、久々に現れた巨大な男、そしてあいつも再降臨
ツイン・ピークス生活 28日目
『第27章』
〈ネタバレを含みます〉
↓昨日の記録↓
あと３日で最終回
これまでは別件だと思っていたローラ殺人事件から続くツイン・ピークスが異世界と繋がっているという話と、クーパーの宿敵ウィンダム・アールとの戦いが実は繋がっていいたということがわかってきた。「後出しでくっつけたんだろ！」と言われればその通りなのだけれど、そういうところがこのドラマの見ていて楽しいところでもある
またこれまではあくまで隠密行動に徹していたアールがいよいよ大胆な犯行を起こし始めた。機は整えりということだろう。昨晩はたまたま通りかかった旅行者を殺して、巨大なチェスのポーンに括り付けて公園のど真ん中に置くという大胆不敵な犯行に及んだ。
この殺された男もかわいそうだが、一緒に旅行をしていたバンド仲間はこの事件に巻き込まれてどう思ったんだろう…。たまたま通りかかった田舎町で友人が殺人事件に巻き込まれたというだけでもショックだろうに、その友達が巨大なポーンに括り付けられているって…どう自分の中で折り合いをつけるのだろうか…
だがこの旅行者はただアールが人を殺さなきゃいけないというプロットのために登場したキャラなので、今回も顧みられないし、これからも多分顧みられない。安らかな眠りを。
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