Weeping Gorilla makes Complaints | 泣きゴリラの泣き言

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ツイン・ピークス生活 27日目 『第26章』ミスコンに湧く町に巨大な死体オブジェ出現

ツイン・ピークス生活 27日目

『第26章』

〈ネタバレを含みます〉

 

↓昨日の記録↓

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あと4日で最終回

ちょっとずつ終わりに近づいているような気もするが、かなりの急展開を用意しないと終われないぞ。ウィンダム・アールとの対決は終われそうだが、殺人鬼ボブやらツイン・ピークスのスピリチュアル面にはまだまだ未解明の部分が多い

 

昨晩、発見されたフクロウの洞窟に明らかに意味ありげな壁画が描かれていた。炎や、人間、幽霊らしきものなど色々と描かれているが、現状ではよくわからない。

そしてウィンダム・アールの口から「ホワイト・ロッジ」と「ブラック・ロッジ」にも言及される。やはり「ホワイト・ロッジ」は天国のようなもので、「ブラック・ロッジ」は地獄のようなものらしい

またアールとの経歴の一致が見つかった少佐に話を聞く。少佐もなぜか壁画に見覚えがあった。神隠し中に見た気がするという。やはり少佐はホワイトかブラックかはわからないが、どちらかに連れ去られたと考えてよさそうだ。そこで見ているということは、あの洞窟が入り口になっているとも考えられる。それなら昨晩アールが洞窟でなにかをしていたのもなんとなくわかる。おそらく異世界接触していたのだろう。

少佐はアールの経歴について機密ファイルに接触すると請け負う。

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ツイン・ピークス生活 26日目 『第25章』クーパーは恋と洞窟に落ちる

ツイン・ピークス生活 26日目

『第25章』

〈ネタバレを含みます〉

 

↓昨日の記録↓

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昨晩のクリフハンガーで謎の美女が寝ている保安官ハリーのベッドに入った。この女性は一昨日ジョシーに殺されたトーマス・エッカートの秘書だった女だったがハリーとどういう関係が…?

 

結果、特に関係はなかった

ハリーを殺そうとして、それも失敗。結局、ただトーマス・エッカートの嫉妬から殺しを指示されていたというだけの話だったらしい。そんなんで次回に引っ張るなよ

 

あと4話で最終回のはずなんだけど、全然終わりそうな気配はない。本当に終わるのか?

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ツイン・ピークス生活 25日目 『第24章』絶滅危惧種のカワウソが逃亡で大パニック

ツイン・ピークス生活 25日目

『第24章』

〈ネタバレを含みます〉

 

↓昨日の記録↓

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パッカードVSエッカートの覇権争いに決着がつき、ジョシーが命を落とした翌日の今日。保安官のハリーは最愛のジョシーを失い抜け殻のようになってしまっている

クーパーと並んで文句なしのナイスガイであるハリーだけど、やはりジョシーを失ったことには滅入っているらしい。クーパーとしては瀕死に追いやられた相手だけあって、その辺はかなりドライな対応なのだが親友であるハリーの様子には気遣いを見せる

 

昨日のジョシーの死には不可解な点があった。というより不可解な点しかない。唐突に発作のようなものを起こして死に、その後に殺人鬼ボブと踊るおっさんが現れ、ホテルの机の引き出しの取手に封じ込められてしまった。そして検死に回した結果、ジョシーの死体は体重が30kgしかなかったという。魂が脱けたから、その分体重が減ったのか?

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『エイリアン3: オリジナル・スクリプト』幻のウィリアム・ギブスン脚本!完成版『エイリアン3』と、どこがどう違う?

エイリアン3: オリジナル・スクリプト

 

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  • エイリアン3: オリジナル・スクリプト
    •  「もしも…」を想像したくなる代表格としての『エイリアン3』
    • 幻のウィリアム・ギブスンによる脚本
    • 完成版と一から百まで全く違う!
    • まさかのリプリー不在
    • 後のシリーズに出てくる設定の原石も
    • 結論: この脚本なら傑作になり得たのか
    • さらに増えた『エイリアン3』の謎
    • おまけ: 他にも見てみたい幻の作品たち

 

 「もしも…」を想像したくなる代表格としての『エイリアン3』

映画史の中で「失敗作」や「黒歴史」と言われるような作品は山ほどある。しかし、その中でもトラブルや大人の事情により当初意図していたものとは全く違う形になってしまった可愛そうな作品というものも少なからずある。そして、そういう作品には「最初のビジョン通りに作られていたら傑作になったのでは…」という、もしもの話が付き物だ

 

『エイリアン3』はそのような不遇な作品たちの代表としてよく名前が挙げられる

リドリー・スコットが生み出したSFホラーの金字塔シリーズの3作目であり、後の名監督デヴィッド・フィンチャーの映画監督デビュー作。これだけ聞けば面白いことうけあいに思えるが、その製作過程でのトラブル多発や、プロデューサー陣の過度な要求を受けた若き日のフィンチャーに「新たに映画を撮るくらいなら大腸癌で死んだ方がマシだ!」とまで言わしめた作品でもある。

個人的には(特に『完全版』)はそこまで悪くはないと思うのだが、前二作に比べると、そしてデヴィッド・フィンチャーの作品としては見劣りはする。舞台となる刑務所を兼ねた惑星の雰囲気などは決して嫌いになれない。しかし脚本面では継ぎ接ぎのような展開も気になるし、なにせ2であれだけ大量のエイリアンを出された後となると原点回帰とはいえ流石に盛り上がりには欠けると思う。とはいえ全体的には嫌いにはなれない。

 

リドリー・スコットの1作目、ジェームズ・キャメロンの2作目の大ヒットを受け、当時の史上最高制作費を投入した作品だったが批評・興行共に振るわず、前述の発言までフィンチャーを追い込むことになったのだが(フィンチャーは次に『セブン』を撮れて本当によかった)、そもそも新人監督にその大役が回ってくること自体が既におかしい。企画準備段階から誰がメガホンをとるかも二転三転を繰り返し、デヴィッド・ウォード、レニー・ハーリンなどを経由して矢面に立ったのがフィンチャーだったということになる。

監督以上に、二転三転どころか四転五転を繰り返したのが脚本だ。幾多ものシナリオ・ライターが書いては離脱しを繰り返し、最後にはプロデューサーのデヴィッド・ガイラーとウォルター・ヒルがまとめたものが完成版の『エイリアン3』の脚本となっている。

 

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ツイン・ピークス生活 24日目 『第23章』ちっさいおっさんが再び踊り、机の引き出しの取手に顔がグニョっと浮き出た

ツイン・ピークス生活 24日目

『第23章』

〈ネタバレを含みます〉

 

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気がつけばツイン・ピークス生活も24日目まできている

『The Return』を除いたオリジナルの『ツイン・ピークス』は第29章で完結ということだけど、あと6回分しかない。本当に大丈夫?完結できる?

少なくともこれまでの時間稼ぎとしか思えないサイドストーリーの掘り下げとかに割く時間はないはず。だから、ここから先はもう少し本題に接近する展開になると期待したい

 

その期待に応えるように今日は比較的充実した1日だった(比較的ではあるが)

ここ数日のイライラの種だった金持ち未亡人とジェームズの話に昨日でケリがついたので、本題に集中して見れる

 

本日のイベントとしてはパッカードvsエッカートのビジネスライバル対決に決着がついたことが大きい。それに伴い、ジョシーを巡るあれやこれやも解決することになる

 

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