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ツイン・ピークス生活 43日目 『The Return 第12章』「青いバラ計画」の謎に関する考察

ツイン・ピークス生活 43日目

The Return 第12章 さあ やろう

〈ネタバレを含みます〉

 

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The Returnもあと一週間くらいすると終わってしまう。早い。

これまでは『ツイン・ピークス』のはずなのに中々ツイン・ピークスが出てこない印象だったが流石にそろそろツイン・ピークス町内の話の比重が高まってきた

 

とはいえ冒頭はFBIチームのパートから。ゴードン、アルバートは新人FBIのタミーに重要な話をしようとしている。この重要な話が、かなり重要。

今日は、その考察について書いてみる。

 

ブリッグス少佐やウィンダム・アールが参加していたアメリカ空軍のUFO調査プロジェクト、ブルー・ブック計画。1950年から70年までの20年間活動したその計画はUFOは存在しないと結論づけ、調査内容は隠蔽された。

その後、そのブルー・ブック計画の後継のように開始されたFBIの調査プロジェクトが、青いバラ計画(ブルー・ローズ・プロジェクト)。デヴィッド・ボウイ演じるフィリップ・ジェフリーズが指揮を取るその計画には、ジェフリーズ肝煎りの三人の若手捜査官が選ばれた。デイル・クーパー、チェスター・デズモンド、アルバート・ローゼンフィールドの三人だ。

その後、ジェフリーズは失踪。ローラ・パーマー殺人事件の1年前に姿を現し「ブラック・ロッジの集会に遭遇した」と言い残し再び失踪した。同時期に起こっていたテレサ・バンクス殺人事件の捜査にあたっていたデズモンドも失踪。そしてご存知のようにクーパーもツイン・ピークスで失踪し、帰ってきたら全く別人になっていた。

アルバートを除いた3人は全て失踪してしまっている

 

そもそも空軍のブルー・ブック計画がなぜFBIのブルー・ローズ計画へ後継されたのか気になる。全く違う組織じゃないか。それを踏まえて改めて考えると、ブルー・ブック計画の後、FBIへと転属したウィンダム・アールのよくわからない経歴もそこに関係があるのかもしれない。アールはクーパーの師匠であり、相棒だったという過去から、ブルー・ローズ計画の立ち上げにアールが関与している可能性もある

 

さらに言及された中で気になるのが「青いバラ」という名前の由来。説明ではある女性が死ぬ直前に発した言葉から取ったと説明される。視聴者が初めて「青いバラ」という単語に初めて触れたのは『ローラ・パーマー最期の7日間』でデズモンドが調査に向かう直前にゴードンらと話をしたシーンではないだろうか。そこに赤い服を着た女性が同行していて、彼女の胸ポケットに青いバラが刺さっていた。その女性の所作を紐解くことでその捜査の行末が予言的にわかるということだったが、デズモンドはその青いバラの意味だけはわからなかった。

彼が調査にあたったテレサ・バンクス殺人事件はローラ・パーマー殺人事件の1年前、1989年頃ということになる。その時点ではブルー・ローズ計画は始まっていたはずなので、それをもってブルー・ローズと名付けられたとは考えづらい。だが、改めてあの真っ赤な女性は何者なのか?そして命名のきっかけになった女性とは誰なのか?

 

 

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真っ赤な女性と胸元の青いバラ

 

時系列を整理してみると『ローラ・パーマー最期の7日間』の1989年の2年前にフィリップ・ジェフリーズは失踪したとされている。そしてローラ・パーマ殺人事件の渦中から二年前にウィンダム・アールによるキャロライン殺人事件が起きたとされている。

ちょっと整理して書いてみよう

 

1950年 ブルー・ブック計画 始動

     ブリッグス少佐、ウィンダム・アールが所属

1970年 ブルー・ブック計画 終了

 

??? ブルー・ローズ計画 始動

1987年 フィリップ・ジェフリーズ失踪

1988年 ウィンダム・アール、妻キャロラインを殺害

1989年 テレサ・バンクス殺人事件。デズモンド捜査官 失踪

1990年 ローラ・パーマー殺人事件。クーパー捜査官、ウィンダム・アール 失踪

 

こうやって見ると、かなり連続して事が起っている事がわかる

また、ここには含まれないがクーパーの部下だったダイアンも存在している。彼女がどういう関係で、ブルー・ローズ計画に関わっていたのかは不明だ。

 

このブルー・ローズ計画唯一の生き残りであるアルバートは、タミーを新しいメンバーとして迎え入れる決意を固める。タミーもそれを受け入れる。

ダイアンには何者かと通じている嫌疑がかけられている。誰と通じているのかはまだわからない。

 

発見された新しい死体に刻みこまれた座標を検索すると、やはりというべきか、ツイン・ピークスを示した。いよいよバラバラだった矢印がツイン・ピークスに集まりつつる。

 

そういえば、今日になってやっとオードリー・ホーンが再登場した

こんなに嬉しいことはない!息子リチャードの暴れっぷりを押さえ込むために来たのかと思ったら、おそらく不倫相手であるビリーを探すようにと再婚相手のチャーリーと口論をしている。そのビリーを最後に目撃したのはティナなのでティナに話を聞くようにチャーリーに言う。ティナがビリーを最後に見たと言う話はチャックが言っていたそうだ。だがチャーリーはチャックはこの前ビリーの車を盗んだから変だと言う。とりあえず、ティナに電話をかけてビリーの居場所を聞こうと電話をすると、ティナの話を聞いてチャーリーの顔が強張っていく。オードリーが何だったのか聞いても口を閉ざすばかり。

 

知らないやつばかりの話を延々と聞かされる!しかも長い!何だこの時間!

オードリー以外、全員知らない人!

 

 

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