ツイン・ピークス生活 41日目 『The Return 第10章』お前、ホーンの人間だったんかい
ツイン・ピークス生活 41日目
The Return 第10章 ローラがそれよ
〈ネタバレを含みます〉
↓昨日の記録↓
The Returnに突入してから10話分の時間が費やされた
現状で争点になっているのは、
二つに分裂しているクーパーについて
不可解な少佐の遺体に端を発する異次元の存在
この二つだ
今日はそれらの問題と同時進行している重要度は低めの事件が中心に描かれた回となっている。いずれはその話も上記の問題たちに繋がっていくはずなので、外堀から埋めていく回と考えていいと思う
10話に達しても存在感がとても薄いツイン・ピークス。その理由は単純にツイン・ピークス町内でまだ大きな事件が起こっていないからに他ならない。そこで現在、ツイン・ピークス町内を騒がせているのは幼い男の子が暴走トラックに轢き逃げされた事件だ。ここ数話は脇に置かれていたこの事件だが、今日は一気に話が進む。
轢き逃げ犯のリチャードは事故直後に目撃された女性を襲撃する。彼女が保安官事務所へと出した手紙も内通者の保安官代理チャドによって、保安官に届く前に確保する
これで一件落着だと本人たちは思っているようだが、受付嬢のルーシーがチャドの様子に疑惑を抱いているようだ。なんせルーシーは勤続25年の大ベテラン受付嬢、その嗅覚はその辺の保安官代理なんぞより研ぎ澄まされている
リチャードは町を出るための逃亡資金が必要だ
そこで訪れたのが彼の祖母の家。それがシルビア・ホーンの家だった。
つまりリチャードはリチャード・ホーン家だったのか!(実は名前を調べた時に地雷を踏んで知ってた)言われてみれば、どことなくベンジャミンに似ている気もしてきた
リチャードが姿を現しただけで祖母シルビアは警戒していたので、明らかにこいつはかこにも事件を起こしている。リチャードは祖母と叔父ジョニーにも暴力を働き、家にある金目のものを全てかっさらって行った
幼児を殺し、老人と障害者にも手をあげる。無軌道な若者にも程があるだろ!!!!
リチャードがホーン家の人間だと明らかになったところで、ずっと気になっていたことについて考える。果たしてオードリー・ホーンはどうなっているのか。
ホーン家の子供ということはリチャードはオードリーの息子であるのは間違いない。ということはオードリーは生存しているということだ
オリジナル・シリーズ最終話でオードリーは銀行での爆発事件に巻き込まれてしまった。事件当時、ゴーストウッド開発計画への抗議として金庫の柵に鎖で自らを巻きつけていた。あの状態であの爆発が起きたので、てっきり死んだと思っていたが…
では、そのオードリーは今なにをしている?
オリジナル・シリーズの段階ではホーン家の仕事を引き継ぐつもりだったようだが、グレート・ノーザン・ホテルは今も父ベンジャミンが取り仕切っている。ホーン産業はさらに事業拡大をして、オードリーはツイン・ピークス以外でさらに巨大化した会社を動かしているのかもしれない
もう一つ。オードリーの息子だとして、その父親は誰だ?
若手実業家のウィーラーか?でも彼とは失恋したはず
実はこのThe Returnで新しく誰かの血縁者が出てきたのはアンディ、ルーシーの息子以来初めてだ。一体誰との子で、なぜこんな時計じかけのオレンジみたいになってる?
そろそろ、オードリーが再登場の予感。楽しみだ。
一方、ラスベガス
悪クーパーたちが属する謎の悪党たちとはまた別で善クーパー/ダギーを狙う勢力がある。現世に復活した善クーパーが訳もわからずにジャック・ポットを連発し多額の不利益を被ったベガス・ギャングたちだ。彼らはニュースでちっさい殺し屋さんのニュースを見てダギーの素性がわかり、その命を狙いにかかる。
一方の善クーパーは通常運行だが、不摂生だったダギーの身体から洗練されたクーパーの肉体に変身を遂げ、奥さんのナオミ・ワッツが発情。激しい一夜を過ごす。終わった後の善クーパーはホクホク顔である。
さて、今日は大きな事件の進展はなかったが、これから話に絡んできそうな諸要素が整理された。そしてラストシーンにはゴードンの右腕と活躍してきた女性FBI捜査官タミーにスパイ容疑が掛けられる
明日には少佐が予言していたなにかが起こるだろうイベントもある
次回、一気になにかが起こりそうだ
↓最近の記録↓
↓1日目から↓
↓The Returnから↓