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ツイン・ピークス生活 21日目 『第20章』やっとジャン・ルノーと決着!でも一人倒したと思ったら、もう次が…

ツイン・ピークス生活 21日目

『第20章』

〈ネタバレを含みます〉

 

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本日は一つの局面を迎えた。目下、町の悪いことを取り仕切っていたジャン・ルノーとの戦いに決着がついた。

 

このジャン・ルノーという悪者はストーリーとしては今一つ面白くならなかったなというのが率直な感想。オードリーを軟禁し、ベンジャミンと駆け引きに出たあたりは面白くなりそうだったのだが、どうもその後に繋がらず、弾けきらなかった。

 

このジャン・ルノーというキャラクターがなぜ面白くならなかったのかを考えるのは、意外とこの『ツイン・ピークス』というドラマに自分がなにを求めているのかを考える上でいい材料なのかもしれない。

ジャン・ルノーはベンジャミンからカジノで娼館である片目のジャックの実権を奪い取り、独立した勢力になってしまった。ここがダメだったのかもしれない。ツイン・ピークスの面白さは町民たちの矢印が思わぬところで繋がっていたり、繋がってしまうところにある。そしてその矢印を辿っていくと、結局ローラ・パーマーの死という一点に集約されていく。その事件の引力の強さに振り回されるということこそがこのドラマシリーズの最大の面白さだった。あくまでジャン・ルノーはそのツイン・ピークス外の存在でしかなかった。だから、面白くならない…

ジャン・ルノー、そして現在の『ツイン・ピークス』はその引力を失った状態にある。今、ローラ殺人事件の唯一の残り火である殺人鬼ボブは一旦脇に置かれ、その引力外の話ばかり語られている。見たいのはそこじゃないんだけど…

 

 

このジャン・ルノー絡みで登場したDEA(麻薬取締局)捜査官のデニースは魅力的だ。女装に目覚めてしまった敏腕捜査官で、今回のジャン・ルノーとの最終決戦では男の姿と女の姿を使い分け活躍する。彼女の登場はここ数話の数少ない高評価ポイントかもしれない。

 

ジャン・ルノーとの決着がつき、ジャン・ルノーは銃殺される。

やっと目下の悪役が退治され、本題に戻れる…その望みは叶わない。

山の中で二度の爆発が発生し、その影響で町は停電に見舞われる。自宅で眠っていたシェリーが異変に気づき、目を覚ますとレオ・ジョンソンが復活していた。またお前か…

そして保安官事務所には何者かの死体。クーパーのかつての相棒アールの犯行に間違いない。ジャン・ルノーを倒したと思ったら、今度はレオとアールか…

 

アールとの対決はまだ依然として謎が多いクーパーの過去を知れるきっかけになりそうなので、まだ面白みは残っているが、レオはもういいだろう…

 

今知りたいのは殺人鬼ボブの行方がまず一番。それに伴って、ツイン・ピークスの森で起きる怪現象の解明だ。町のいざこざはもういい。昨日帰ってきた少尉はほとんど新情報はないまま、どっかに連れて行かれてしまうし…

唯一気になるのは子供時代に退行して、南北戦争ごっこに勤しむようになってしまったベンジャミンだ。その森の謎に合わせて、実はツイン・ピークスの過去に何かがあるのではないかと個人的には推測している。本当は生きてたパッカード家当主アンドルーも一度出てきて、それっきりだ

 

ただ、この状態だとまずはアールの逮捕が最優先事項だろうな…

また寄り道をしている気分を数話は味わなければならない

 

 

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