ツイン・ピークス生活 17日目 『第16章』ついに決着！五芒星の中心でクーパーは叫ぶ「犯人はこの中にいる！」
ツイン・ピークス生活17日目
『第16章』
〈ネタバレを含みます〉
↓昨日の記録↓
今日をもって「第一部 完」と言っていいかもしれない！
つまるところはローラ・パーマー殺人事件はついに今日、解決する
昨日のラストでローラと瓜二つの従姉妹マディの遺体があがった
犯人は殺人鬼ボブに憑依されたローラの父リーランドだ
パズルのピースは揃った、あとは解くのみ！
それを予感させるように本日は始まりからなんだかトーンが違う
ワイルド・バンチのクライマックスよろしくにクーパー捜査官、保安官ハリー、アルバート、ホークが四人で並んで歩く。つまり、最終決戦へ向かう男たちだ
とあるきっかけからドナは自殺したハロルド・スミスの死の直前に残した言葉を聞き、とある場所を思い出す。そこはトレモンド夫人の家。そう、シーズン２の序盤で登場した謎の婆さんとデヴィッド・リンチ似の孫がいたあの家だ。そういえばハロルド・スミスのことを教えてくれたのもあの婆さんだった
しかし、あの家には全く別のトレモンド夫人が住んでいた。そうだと思ったが、あの二人は一般人ではなかったらしい。その知らないトレモンド夫人の家に届いていたドナ宛のハロルドからの手紙。
その内容はハロルドは殺人鬼ボブを逃げるために自ら死を選んだというもの。ということは、ドナとマディの盗み計画のせいではなかったのか。併せてそこに記されていたハロルドの夢の内容がクーパーが見たものと酷似した赤い部屋の夢だ。
片腕の男は相変わらず寝込んでいるが、クーパーに助言を残す。どうもクーパーの持っていた金の指輪が重要らしい。でもあの指輪は今は手元にはなく、巨大な男に預けてある。ということはあの巨大な男を呼び出さなければ…
そこでクーパーは気づく。巨大な男が現れる時に常に居合わせる人物がいることを…
さあ！お膳立てはすんだ！
ベンジャミン・ホーン、リーランド・パーマー、レオ・ジョンソン
犯人と思われる人物を招集し五芒星のように立たせる。中心にはもちろんクーパー。
しかし、まだ何かが足りない。
時計は午後３時ぴったりを指す。それと同時に現れたのはボケてる高齢ホテルマン。瀕死状態のクーパーにミルクを渡してそのまま帰ってしまったボケ老人だと思っていたら、まさかの重要人物だったらしい。しかも、それを連れてきたのは機密の施設で働いてるらしいブリッグス少尉。いよいよ役者は揃った！
クーパーの一言、「この中に犯人はいる！」
出ました！
そしてクーパーは例の巨人を召喚。巨人は金の指輪をクーパーに返す
そこで再びクーパーが見た夢のプレイバック。夢の中のローラ・パーマーが犯人を告げる。「犯人は私の父よ」
そういえばあの夢の中のローラはローラの従姉妹と名乗っていた。つまりマディ。
クーパーがローラの従姉妹と出会った時、犯人の名前がわかることは予言されていたのだ！そういえばクーパーとマディは直接は会うシーンなかったかもな…
クーパーはリーランドを取調室に閉じ込める。すると内なる殺人鬼ボブが姿を現す。
そしてローラの殺人を自白。マディの殺人も自白。
その最中、ちらっとボブがクーパーに対して噛み付く。なぜかボブはクーパーが過去に担当したピッツバーグの事件を知っている…ピッツバーグで一体何があったんだ…？
一件落着に思えた刹那、保安官事務所のスプリンクラーが作動（別のところでタバコを吸った奴がいたのだが長くなるので省略）それを機にボブはリーランドの体を破壊し始める！クーパーたちが中に入った時には手遅れ、すでにリーランドは致命傷を被り、ボブはどこかにいなくなった…
リーランドはボブがいる間の意識はない。しかし自分の手で最愛の娘を殺したことはわかっている。ここでのリーランドの懺悔が見ているのも辛い。ボブ＝邪悪さはローラに入ろうとしていたが、ローラはそれを強い心で突っぱねた。だから弱かった自分につけいって、あの犯行に及ばせた。
それを涙ながらに語るリーランドを優しく送り出すクーパー。
ボブの狂気を爆発させて、直後に後悔し自らを責める父までを演じきったレイ・ワイズは本当に素晴らしい俳優だと思う。間違いなく、今までで最もドラマチックなシーンだった。
最後にはクーパーたちが木漏れ日の中、ボブを見つけ出し捕まえる決意をする。
「第二部へ続く」といった終わり方で最高だ。
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